ご挨拶/基本理念/運営方針/患者さんの権利
院長挨拶
当院は、患者・利用者さん、その御家族や地域の皆さんをくるみ込んで支援することを理念として設立され、20年余りが経ちました。
設立当初は、急性期疾患の臓器治療が一流で、慢性期医療や介護は二流と思われがちでした。しかし、人生観や価値観が変化し、老年医療、認知症学、老年介護技術は医療介護の中心的な存在になりつつあります。人間的で活力と尊厳のある人生を維持するための医療と人間性を重視した介護が、人体のパーツ修理を行う高度先端医療と同じように重要と考えられるようになっています。
私たちは、医療保険型病床の増床、介護医療院への変換、呼吸器外来の充実、療養環境の向上、医療機器の更新整備、職員の資格所得への支援、内部研修や外部発表の奨励など、施設設備とマンパワーの充実に取り組み、そのような社会の要請にこたえて行きたいと思っています。また、設立理念を忘れず、患者さん・利用者さん・ご家族・地域の皆さんのご健康と生活に少しでもお役に立ちたいと願っています。
大島くるみ病院・くるみ介護医療院 院長 長堀 毅
基本理念
- 患者さんの生命と人権を尊重した医療・看護・介護に努めます。
- 信頼され安心して利用される施設・在宅支援サービスを提供します。
- 地域と連携し高齢者医療の中核病院を目指します。
- 職員は常に自己研鑽に励み、医療・看護・介護の質の向上に努力します。
平成23年3月7日改定
運営方針
- 私たちは、思いやりの心をもって、利用者の方々の自立支援を行います。
- 私たちは、感謝の気持ちをもって利用者の方々に接します。
- 私たちは、小さな努力を一歩一歩積み重ねて、利用者の方々の笑顔を得たいと考えます。
- 私たちは、利用者の方々の長年の労苦に敬意をはらって、介護サービスをいたします。
- 私たちは、利用者の方々からのご意見、ご提案に耳を傾けます。
- 私たちは、入所・入院しておられる方々に医療情報を積極的に公開し、安心と納得の医療に努めます。
患者さんの権利
- 1. 良質な医療・看護を受ける権利
- 安全で適切かつ良質な医療・看護を受けることができます。
- 2. 人権と尊厳が守られる権利受ける権利
- 患者さまの人権、人格及びプライバシーを常に尊重します。
- 3. 十分な説明を受け、自己決定する権利
- 患者さま及びご家族は、診療や治療に関してわかりやすい言葉で十分説明を受けることができます。
その上で診療方法を選択することができます。
また、院外の医師に治療方針に関する意見を求める事ができます(セカンドオピニオンの権利を保証します)。 - 4. 自己の診療情報を得る権利
- 患者さまは、診療録に記載されているご自分の医療情報の提供を受けることができます。
- 5. 個人情報が守秘される権利
- 診療上得られた個人情報をご自身の承諾なしにみだりに他人に漏らされることはありません。
上記の権利は保障されますが、医の倫理の原則に合致する場合は患者さまの心身状態及び法令に基づき、制限や例外的な処置・治療を行う場合があります。
大島くるみ病院 院長